ニューヨークから帰ってきてからの2年間、
地元の工場で、
貿易事務の仕事をしていました。
ちょうど26歳の頃です。
英語をもっと使いたいし、
お金も貯めたいし、
夜は演奏に行きたい。
そんな私にとって、
最適の仕事でした。
お客はアメリカ、イギリスから、
メキシコ、イラン、サウジアラビア、
中国、韓国、ベトナム、シンガポールと、
多岐に渡りました。
そしてその中でも一番対応が大変だったのが
インドの会社でした。
とりあえず電話での会話が、
全くと言っていいほど聞き取れません。
独特の発音で、
堂々と喋っている。
だけど何を言っているか分からない。
だけど堂々と喋っている。
いつも電話が掛かってくる時は
ドキドキして受話器を取っていました。
世界では、
それぞれの国の方達が、
それぞれ自分たちの英語を話しています。
“自分の意見を伝える”
そのために英語というツールがあります。
自分の意見が無ければ、
自分の意見が主張出来なければ、
英語を話せても、
外国企業の方々とやりとりすることは出来ません。
海外にいるときは、
いつも日本代表のつもりで、
海外の方と接していました。
世界と仕事をする。
それだけでワクワクしますね。
本日も素敵な1日を。